”往年の”香港スターレスリー・チャンを偲ぶファン 香港映画の現状は? 

Leslie

9月12日は香港の大スター、レスリー・チャン(張國榮)の誕生日にあたります。2003年4月の衝撃の飛び降り自殺から既に10年以上の月日が流れました。現在でも彼を慕うファンは多いようです。「男たちの挽歌」「さらば、わが愛/覇王別姫」などで見せた鮮やかかつ秀逸な演技を覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

香港映画の最盛期は1980年代とも1990年代ともいわれています。初期の破天荒なアクション映画から世界的な賞を獲得する芸術性の高い作品に至るまで、自由奔放でエネルギッシュな魅力溢れる作品を次々と世に輩出していました。

しかし、1997年の香港返還を機に香港映画界の状況は変わります。中国政府による検閲を恐れ一部の映画人がハリウッドに流出したこともあり、質、量の低下がみられるようになりました。2000年代後半には中国本土の資本が大量に映画界に流入するようになりました。これにより香港映画は中国の検閲の影響を更に強く受けざるを得ないようになります。「一国二制度」ですから、香港や海外向けの作品であれば検閲には無関係のはずです。しかし経済的な実力や政治的な影響力を強める中国本土の映画市場を無視することは到底できず、検閲にしばられ香港映画はその活力を失っていきます。

実際ジャッキー・チェン(成龍)に代表されるように、親中国を強調し中国当局と昵懇な間柄である事実を隠さない俳優も少なくありません。ジャッキー・チェンは全国レベルの中国全国政治協商会議委員も務めているほどです。中国政府としても求心力を高める為にスターを利用しようとしています。「少林サッカー」や「カンフー・ハッスル」といった作品で有名なチャウ・シンチー(周星馳)は、今の香港映画界を背負う俳優兼監督ですが、その彼も2013年に地方レベルの広東省政治協商会議委員に選出されています。もっとも彼の場合はいきなり開幕会議を欠席し、その筋からきついお叱りを受けたそうですが…なんでも映画のプロモーション・イベントを優先させたとか。

さて、話をレスリー・チャンに戻しましょう。「レスリー・チャン 9月12日 誕生日おめでとう」というハッシュタグが微博(ウェイボー)の「ホットな話題」のトップに挙げられていました。「お兄さん(レスリー・チャンの愛称)」と呼んで誕生日を祝う中国のファンの声をご紹介します。

「永遠のスターです」

「お兄さん、お誕生日おめでとう。あなたは、いつも私の心の中にいます。」

「お兄さん59歳の誕生日おめでとう。レスリー・チャンの時代は未だに続いています。」

「あの当時9月12日をどうやって過ごしたか、覚えてますか。私たちも一緒に祝ったのを覚えていますか。過去だけでなく、今も将来も。」

「あなたのおかげで、春夏秋冬、ともに過ごすことが出来ます。」

「今年も9月12日が来ました。」

「宇宙で最も萌えるアイドルであるお兄さんです。どうしてこのようにかっこよく純真で萌えるのでしょう。あなたのことを思っています…」(訳者注:”萌”は日本語の”萌える”から来た言葉で、”萌呆”-純真あるいはちょっと天然が入って萌える、と言った派生語もできるほど”萌”は若い人々の間では定着しているようです。この投稿者はその若い世代のファンでしょうか。)

引用ここまで。

翻訳元:微博#张国荣0912生日快乐#