【中国】「学部生で十分」大学院生を冷遇?厳しい中国就活事情

job hunting by grad students


「学部生で十分」というハッシュタグが微博(ウェイボー)で話題になっています。まず、記事を見てみましょう。

「【大学院生が提出した履歴書が返却された 企業:#学部生で十分#】理工系卒業生就職面接会の席上、大学院3年生の解さんが提出した履歴書が即、返却された。先方は、使うには学部生で十分だ、大学院生を募集しても引き留めておくことが出来ない、と言った。説明会の席上、非常に多くの企業が学部生のみを募集すると明記していた。ある大学院生はため息をもらした:”3年長く勉強してわかったことは、大学院生は学部生より就職しにくいということだ。”あなたはどう思う?」

引用ここまで。

中国では大学卒業者が就職難に直面しています。まず数字を見てみましょう。2005年の大学卒業生は338万人でしたが、2015年には749万人に達し、10年で実に2倍以上になっています。(なお、日本の大学卒業者数は56万人です。)中国の就活時期は日本と異なり6月の大学卒業後も半年ほど続きますが、就職希望者の最終的な就職率は85%程度と言われています。(日本の大卒就職率は96.7%です。)

就職難の理由としては、大学卒業生の急激な増加、大学教育と企業のニーズのミスマッチ、就活生の理想と現実のギャップ等様々な社会的、経済的理由が指摘されています。特に現在経済の減速が顕在化し、また産業構造改革の必要性が叫ばれており、今後も大学卒業生の就職難は続くと考えられるでしょう。

残念ながら大学院生の就職に関する数字を拾うことは出来ませんでした。理系の大学院の専門教育を社会で活かすのはなかなか難しいのでしょうか。この話題は就活生を中心に強い関心を呼んでいます。反応を見てみましょう。

→学部生が就活をする時は多くの企業が大学院生だけを欲しがるよ。市場はいったいどうなってるのかな?

→職場ごとに必要な人材が違うんじゃないだろうか

→例外でしょ…

→突然、学部生にも希望が出てきた

→どの企業?教えてくれ。俺が行く!

→高等教育改革を必ず実行しなければならない。学生の就職観、学歴観を変え、学歴ではなく能力を論じなければならない。偏見をなくし、人を平等にしてこそ社会主義の本質を体現することができる。

→もっと多く勉強するというのは、間違いじゃないよ…

→仕事の能力は大差ない。院生は自分の学歴が高く、自分は他人と異なり、また他人と違うことを追及してきたと思っているから、ボスにむかって反論したりする。でも実際、社会とはこういうものだ。学部生の能力で十分なんだよ

→これは教育体系の問題だ。学校で現実のことを学べるようにしてほしい

→本当にこういう状況(涙マーク2つ)

→一部分だけを見て全体がこうだと言っているんじゃないかなあ

→職場によって求めるものが違う。大学院生を必要としない職場があるからって、大学院に進むのが意味がないと言うわけではない。

→フランス語を学んだ普通の学部生だけど、どうすればいいんだろう、どうすればいいんだろう、どうすればいいんだろう。

→パートナーをみつけて自分で起業すればいい。企業によっては、あなたを使いきれないよ

→医学を勉強したら、いいもうけになるよ

→南京の就業環境はとても悪い、北上広(北京・上海・広州)に行かなきゃいけないのかなあ

→理工科の大学院生は実際に確かにこうだと言うよ。大学院生が居着かないからじゃなくて、企業にとって大学院生より学部生の方がコストがかかるからだ。結局、一年で何万元にもなる。

→今年はとても多くの企業が求人数を絞っているから、どんな学歴であろうと、能力が最も重要だ

→うちの会社もそうだ。学部生で十分。修士を使おうだなんて畏れ多くて

→国内の大学院生は本当に数が多いな

→でも院卒しかとらない会社もあるよ

→とてもかわいそう。現在就職はこんなに大変なのに、専門を学んでも意味がないなんて

→ハハハ。人事をしてるけど、うちの会社は学部生だけで十分。大学院生は経験がないのに初任給が高い。会社にとって重荷はいらないから、うちの会社は本当に学部生で十分。

→これは大会社じゃないでしょ。志が低いなあ

→一国の主流メディアがこんな断片的で誇張した観点によって、高学歴の人材は役立たずだという荒唐無稽な考えを国民に誤って植え付けるなんて、この国は終わっている。経済が不景気なのも当然だ。不動産バブルがどんどん膨らんで大きくなって、破裂する瀬戸際であるというのも当然だ。
(訳者注:この記事は、中央テレビの記事です)

→このニュースは炎上しているね

→退学しないといけないかなあ

引用ここまで。

翻訳元:微博#本科生就够用了#


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