【中国】南京:不動産購入に市民殺到-購入制限導入を受け、入院先から駆け付ける老人も

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中国の不動産購入がまた加熱している模様です。主要都市では次々と購入制限が実施され始めていますが、効果はまだあまり見られず、駆け込み需要を煽る形になっているようです。南京の様子を見てみましょう。

「【写真でみる中国:南京不動産取引センターが熱い 入院患者も横たわりながら拇印を押している】昨日(28日)は南京(不動産)購入制限令実施の2日目だったが、ある不動産取引登記センターには、何百台ものオートバイが入口の前に停車し、センター内には依然として人が群がり、不動産取引が異常に盛り上がっていた。ある老人は元々入院していたが、出来るだけ早く手続きを済ませるために杖をついて手続きに来たが、腰の具合が悪く横たわってしか拇印を押すことができなかった。」(財経ネットより)

引用ここまで。

記事にすら、”’異常’に盛り上がっていた”と書かれているほどですから、よほど”異常”なのでしょう。ここまでの熱狂が見られると言うことは、逆説的に暴落が迫っている、ということなのでしょうか。

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写真を追加で2枚ほど見てみましょう。まず、横たわりながら拇印を押している方がこちら。

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そして、これはセンターの入り口でしょうか。外にも人が溢れていますね。

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ところで、どうして購入制限が導入されているのに、依然として不動産取引センターが人々で込み合っているのだろう、と疑問に思って元記事を見てみたところ、この制限令の対象が新築物件に限られているため、俄然中古物件に対する関心が高まり、結局不動産熱は収まっていないとのことです。

政府としてもジレンマに陥っているのでしょう。実体経済が思わしくないので金融緩和を継続しているものの、資金は不動産に流れてしまい、経済状況が悪いのに不動産価格が高騰する事態に。不動産価格を抑えないとバブル崩壊につながることは重々承知しているので、遅まきながらも各地で購入制限を実施し、なんとか値上がりを抑えようとしているものの、かえってそれが一時的な市民の不動産購入熱を煽る破目に。バブルが弾けるのは時間の問題ですが、政治家や官僚から言えば、自分の任期の間に弾けるのは避けたいでしょうから、つい先延ばしに先延ばしを重ねてしまうのかもしれません。

一般市民の側からしても、狂ったように(本当に狂っています。例えば、深圳の今年6月の新築住宅価格は前年同月比46.7%の上昇です)上昇していくマンション価格を見て、今買っておかなくては、という心境に陥るのは自然なことなのでしょう。ネット民のコメントを見ていても、北京、上海などの主要都市の不動産”神話”は根強いことが見て取れます。日本の1990年代のようなバブル崩壊を経験していないと、それも無理もない話なのかもしれません。きっと、親戚や知り合い、同僚などに、不動産で”当てた”人が一人や二人はいるのでしょう。昨年夏の暴落前の株式市場と同じく、乗り遅れるな、という意識がどうしても働いてしまうのかもしれません。また、中国の一般市民には投資先の選択肢があまりないと言われています。株は今更手に出す気になれないでしょうし、理財商品も不安、海外投資も外貨制限が何かと厳しくなっていて、あとは香港で生命保険を買うくらいしか…

微博(ウェイボー)より、中国人の反応を見てみましょう。

→中国人は、簡単に恐慌に陥る

→狂乱後の一時的な狂乱

→住宅価格が下がる日は来ないのか?来ないだろう。その時には、国がもっと多くの紙幣を刷って、高い住宅価格を支えるだろう!

→ビョーキ

→全ての人が不動産で狂乱している。政府が悪の元凶だ。

→これは一体なんなんだ

→この国は乱れている。心が乱される

→同僚が列に並んだけど、一日並んでも順番が来なかったって

→購入制限は表面を直すだけで、根本は治療しない!

→どうして制限をすればすれほど熱くなるんだ?

→三・四級都市(訳者注:より小さな都市のこと)では、マンションの値段は上がらず、下がっている。一・二級都市(訳者注:より大きな都市、因みに南京は一級都市)は狂ったように上がっている。どうやらこの国の地域差はまた大きくなったようだ。

→これは正しいだろう。不動産転がしで国が栄える。実業なんてクソくらえ。

→どうやって収束させるんだろう?その結果は?

→これは、本当に罪作りだ……天朝(中国)のトップの人たちは、目を覚まさないのかな?

→上は常務委員から下は村長に至るまで、ばか者だ。おまえらが台無しにしたこの国を見てみろ!

→なんと!命をかけてもマンション買うなんて!お金持ちだなあ

→政府は素晴らしい仕事をしているね

(訳者注:皮肉です、念の為)

→最後の晩餐

→安心して買うといいよ!来年指導部が交代するからgdpを上げなきゃいけない。経済指標は上向くよ!

→金融バブルが来るだろう

→供給側改革の真相は?

→とってもすごい状態のようだね

→カモの一群

→政府は恥知らず

→現在、不動産だけが中国経済を救うことが出来る

→オートバイに乗って、何百万(訳者注:日本円だと何千万に当たります)もの取引をするなんて、本当に金持ちなのか、それとも……

→狂ってる。

→crazy(原文ママ)

→去年の強気市場で全員が株をやっていたのに似ていないか

→死んでも買わなきゃ

→カネがないやつは、ずっとカネがない

→この国の病は重い!

→偽りの繁栄

→市民が病気なんじゃなくて、国が病気なんだ!

→みんな住宅を購入するということは、国を信用しているということだね

→悲哀……

→浮世絵

→南京は不思議なところだ

→今後、真っ先に飛び降り自殺をするのは、この人たちだな

→宋が滅亡する前、不動産価格が暴騰したんだ。高官や貴人は争って不動産を買ったのさ

→100年後、人々はこの時代の歴史をどのように評価するかな。

引用ここまで。

引用元:微博

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