【中国】貧困小学校を救え! 立ち上がる中国ネット民(1)

school in poverty area


10月16日、習近平主席は、中国国内の7,000万人以上にのぼる貧困人口を「今後5年ですべて貧困から脱却させる」とする計画を示しました。世界第二の経済大国となった中国ですが、依然として国内の貧困問題は深刻です。

先日、微博(ウェイボー)で貧困地域のある小学校が紹介され、広く支援が呼びかけられました。ネット民が続々と手をあげ、あっと言う間に溢れるほどの支援が集まった模様です。まず、その呼びかけの投稿から見てみましょう。

「陝西省 商洛市 洛南県 麻坪鎮 斜岭村小学校の概況と必要なものの情報です。

陝西省商洛市洛南県麻坪鎮斜岭村小学校 斜岭村小学校は当地の貧困学校で、学校は学前クラスと1年生2年生クラスにわかれている。児童は計17名で、全ての児童はいわゆる留守児童である。(訳者注:留守児童は主に貧困のため両親とも出稼ぎに出ている家庭の子どものことを指します。祖父母が面倒を見るのが一般的ですが、殆ど誰の世話も受けずに放っておかれるケースもあり、一部の農村地帯では深刻な社会問題となっています)

斜岭村は人口1,500人程度で、資源に乏しく土地も痩せており、全戸数の中の貧困家庭の割合は90%に上っている。一人当たりの純年収は1,000元(約18,800円)前後にすぎない。斜岭村小学校は、山岳地にあり、地形が複雑で、道路の状況も非常に悪い。今年の夏休みに校舎の外壁は補修したが、内部はまだ問題がある。建校から現在にいたるまで、社会からの援助を一切受けたことがない。

学校には山村の教師が一名いるだけだ。韓天民と言い、62歳、既にここで40年働いている。韓先生は、”既に定年を2年超えているが、今年8月までは麻坪鎮の梁先生に来てもらいクラスの引き継ぎをしてもらっていた。あと何か月かすると自分は学校を離れなければならなくなるが、子どもたちのことが気になるので、身体が続く限りは今後も子どもたちに会いに来る”、と言っていた。

必要としているもの:児童の年齢は5歳から7歳まで、文具、おもちゃ、課外用の読み物、体育用品、教材、もし綿の入った上着や靴があれば寄付して下さい、新品を買ってもらう必要はありません。寄付をしてくださる方々は、以下の住所まで郵送してください。最も安い手段で送っていただければそれで結構です。着払いはやめてください、お願いします:

住所:陝西省商洛市洛南県麻坪鎮斜岭村小学校

学校電話:0914-6934XXX

13991494XXX(訳者注:携帯電話の番号です) 梁先生

一人ひとりの熱心なネット民に感謝します。みなさんの善良な心のおかげでこどもたちが暖かい冬を過ごすことができます。ありがとう!恩に着ます!(校舎や教室、児童の写真)』」

引用ここまで。

この投稿者は1,000万人(!)のフォロワーを持つ微博(ウェイボー)のミニブロガーで、普段はユーモア溢れる動画や可愛い動物の写真などを次々と投稿しています。その一方で貧困地域の小学校に関心を持っているようで、この陝西省の小学校の他にも河南省の貧困小学校の支援を行っているようです。陝西省の貧困も深刻ですが、河南省の一部では、貧困ゆえにかつて売血が盛んで村中がエイズにかかってしまい、更なる貧困に陥った地域があります。この投稿者はそういう地域も支援の対象としているようで、微博(ウェイボー)には河南省の小学校への支援の教材や文房具を満載したクルマの写真も別途投稿されていました。

以前、中国の農村部の小学校をいくつか訪問したことがありますが、この小学校ほどひどい状態の学校は正直見たことがありません。窓もそこかしこ破れていて風も入りたい放題。冬の寒さは相当応えるでしょう。さて、この呼びかけに応えてネット民が次々とコメントしていくのですが、その過程で、なぜこの小学校に十分な支援が行っていなかったのか、その主要な原因が徐々に明らかになっていきます。中国のネット民のパワー、お手並み拝見といったところでしょうか。その手腕は次回(中国:貧困小学校を救え! 立ち上がる中国ネット民(2))でご紹介いたします。

翻訳元:微博


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