“中国軍トップはヘタレ!” 怒る中国ネット民 南沙諸島への米軍艦派遣をめぐり

south china sea

南シナ海の緊張が高まっています。アメリカは近日中にも、中国が建設している人工島の12カイリ以内の海域に軍艦を派遣する予定です。
(関連記事:2015年10月27日:【中国人の反応】外交部「強烈な不満」を表明 米軍艦南シナ海の人工島沖進入で

強気の発言を繰り返してきた中国政府ですが、19日になって中国軍制服組トップによる慎重発言が報道され、かなりの反響が出ています。微博(ウェイボー)にもこんな火消し記事が出ているくらいです。

「【緊張しないでいい:范長龍上将の軽率に武力に訴えないという発言は、その場の聴衆に向けた言葉でアメリカに対してではない】16日の香山フォーラム(北京で開かれた安全保障フォーラム)開幕式において、范長龍が『たとえ領土主権の問題に関わったとしても、中国は絶対に軽率に武力に訴えたりしない』と表明したことが、民間世論に大きな論争をまきおこしている。ネット民の一部は、一見妥協の言葉に見えるこの言葉に不満を表明している。実際のところ、この話はフォーラムに参加した東南アジアの国防長官に向けて言ったもので、アメリカに言ったものではない。」

引用ここまで。

この記事、全然火消しになっていないようですね。火に油を注いでいるかも。因みに、この香山フォーラム開幕を報じた人民ネット(人民日報のサイト)の記事には「米英仏独日等14カ国が今年初めて(同フォーラムに)政府代表を派遣した。」と書いてあります。この言葉、アメリカ代表もしっかり聞いていたでしょう。

中国は南沙諸島について、有史以来中国の領土であり、誰も中国の主権を侵犯できないと繰り返し発言してきました。現在訪英中の習主席も、18日付けのロイターとのインタビューで同じ主張を繰り返しています。そんな中、よりにもよって中国軍制服組トップの范長龍・中央軍事委員会副主席からこんな”軟弱な”発言を聞かされるとは…范上将は実際にはこのスピーチの中で、人工島の”正当性”をしっかり強調しているのですが、憤青(怒れる若者たち)に代表される愛国人士たちにとってはきっと梯子を外されたような感じなのでしょう。

コメントです。

→また一人、本音を言う人が現れたね。

→手を出すべき時には、出すべき

→フィリピンとベトナムが笑っているね

→軍人に軍人としての威厳がない

→そんなに簡単に戦争なんかできるか。日本軍が釣魚島(尖閣諸島)に駐留したとしても、戦争はできない。経済利益のかかわりが大きすぎる。両者とも傷を負ってしまう。笑うのは米帝とホッキョクグマ(訳者注:ロシア)だ。

→外交部が言うならわかるけど、将軍にこの話はふさわしいのか?

→いくじなし!

→軟弱もの!!!

→范長龍が平和を口にしたとたん、国内では非難ごうごうだが、現在の中国は既に第二次世界大戦前の日本のようだ。軍国主義が氾濫し、ハト派の政治家を攻撃して、暗殺でもしそうだ

→過度に友好的なのは、ある種病気だよ

→公で言っちゃだめだって。私的にあるいはドアを閉じて言わなくちゃ

→軽率に武力に訴えたりしないというのは、間違っているのか?一日中戦い殺してたら、商売なんてできるのか?

→領土主権のことは、人民全体の利益に関わることだ。軍人が勝手に政策を決める権利なんてない

→誰に対してだって、言っちゃだめだよ。簡単につけいられてしまう。

→恥知らず

→軍人の職責はなんだ?お答え願いたい

→誰に対して言おうと同じことだ。軍人なら、決死で戦うか、戦死するかしかない。軍隊の首脳がこんなこと言うなんて、売国奴となんの違いがある?

→ハハ、アメリカと戦争したいの?

→ああ、大清国は終わりだ

→軍人はタカ派でなければならない!軍人はタカ派でなければならない!軍人はタカ派でなければならない!(訳者注:中国お得意の”重要なことは三回言う”でしょうか)

→一日中ののしるなって

→じゃあ、あなた達(訳者注:政府のことでしょう)の話の中で、どれが本当なの

→強硬でなくてはならない!韜光養晦(とうこうようかい)の時代は既に過ぎ去った。退いて妥協すれば盗賊達が少しずつかすめとっていくだけだ。(訳者注:韜光養晦は、鄧小平が提唱したとされる中国の外交方針。力を十分つけるまでは協調外交を旨とし、能力を隠して力を蓄えるというもの。)

→即刻辞めろ!!この気概のないリーダーめ!

→プーチンはどこ

→誰だろうと、中国の領土を侵すものは許さない

→どんな国だって、主権の問題には必ず武力を動かさなければならない。そうでなきゃ軍隊は何してるんだ

→我々はボス(訳者注:アメリカ)を煩わせないし、弱小国もいじめない、中庸の道を行く

→軍隊がこんなんだなんて!亡国だ!

→昔の革命家が懐かしい!

→范長龍は漢奸(訳者注:民族の裏切り者)だ

→こんな人が率いる軍隊が、国や家を守れるのか?

→毎年あんなに多くの軍事費を使っているのに、戦争しないなんて、全員リストラしてしまえ。残りは庶民に分ければそれでいい

→かつての清国政府もこんなんだったんだろう

→我々は毛(沢東)時代の武を尊ぶ風潮を再びつくらなくてはならない

→解放軍は本当に張り子のトラなのか?

→コメント欄の人々よ、バカなこと言うな。あいつの嫁や子ども、財産はみんなアメリカにあるんだ。簡単に戦争できるか?あいつの気持ちを考えたことがあるか?(訳者注:多くの政府高官が資産を海外に移し、子弟をアメリカに留学させています)

→もともと岩礁の上を埋め立てて人工島をつくっても、領海じゃないよ

→解放軍は張り子のトラじゃない。アメリカの軍艦が来たらわかるって。

→領土問題で武力を使わなけれは、じゃあ国が滅びてから武力を使うのか?

→かつて広場で人をひいた威風はどこへいったの?

引用ここまで。

翻訳元:微博


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