【中国】あの美人報道官にスキャンダル?!単なるデマ?!

spokeswoman-scandal

「強烈な不満」「断固たる反対」などの名フレーズで、日本のお茶の間でもすっかりお馴染みの中国外交部報道官ですが、その中でも紅一点の華春莹氏は中国ネット民の中にも結構ファンがいるようです。特に、昨今のアメリカに対する強硬発言にはネットでも「よく言った!」と称賛する声が聞かれます。

関連記事[後半部分に、報道官諸氏の華麗なる雄姿をご紹介しています]:
【中国人の反応】韓国:朴槿恵大統領「中国は北朝鮮の再度の核実験を許しはしない」 中国ネット”いつから中国の報道官になったんだ?”(2016年1月13日)

その彼女にスキャンダル?!

まず、ネットに広く出回っている噂を見てみましょう。

「【政府はデマを打ち消してください】2016年12月21日午後、フェイスブックとツイッターの中国語圏で、以下の(中国語で)16字のニュースがホットな議論となった:なんと華春莹おばさんはロサンゼルスにマンションを買った。–このニュースがもし本当だったら、疑問を感じざるを得ない、一か月の給料が一万(元)(約16万8,000円)未満の局長級幹部が、どうしてロサンゼルスにマンションを買えるんだ?」

引用ここまで。

あらら、いつもはよく”お姉さん”と呼ばれ喝采を浴びている華春莹氏ですが、ここでは”おばさん”と呼ばれてしまっていますね。さて、当ブログでは、通常「財経ネット」や「頭条ニュース」と言ったメディアの記事を中心にご紹介していますが、今回はあくまでも”噂”のご紹介なので、個人の投稿をいくつか引用していきます。事の真偽は全くわかりません。もちろんデマである可能性大。ということで、三流週刊誌のように、タイトルも「あの美人報道官」としてみました。わたくしの気分もちょっとノリノリです。みなさまお付き合いのほどを。

さてさて、引用文にあるフェイスブックとツイッター(どちらも中国国内からは接続不可)を確認してみたところ、確かにこのような内容が出回っています。もっともツイッターには数えるほどしか関連ツイートはないようですね。「政府はデマを打ち消してください」という拡散の仕方も、巧妙というのか、皮肉たっぷりというのか。これでは政府が打ち消さないかぎり、「ああ、やっぱりデマじゃなかったんだ」との印象を与えかねません。なかなかの高級テクニックです。

でもこれ、何がスキャンダルなの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。中国人富裕層が海外、特にカリフォルニアに不動産を持っているのは広く知られた事実です。それでも、なぜこの真偽も不明な不動産購入が噂として拡散されているのでしょうか。まず、この引用文にもある通り、一介の官僚である彼女が、給与では到底買えないであろう高額不動産を購入している点で、それはつまり汚職じゃないの、官僚はみんなそうやって私腹を肥やしているのだろう、という腹立たしさを感じてる人々が少なくないのでしょう。しかも、よりにもよってアメリカに不動産を買っているという点。最近とみに、アメリカに対する強硬発言で名をはせている華春莹氏。さんざんアメリカを攻撃し愛国を煽っておきながら、自分はちゃっかりそのアメリカにマンションを買っているって、一体どういうこと?と思っている人々がこれまた少なくないのでしょう。一般庶民はアメリカに不動産を購入するコネもカネもありませんから、コネもお金もある”特権階級”の欺瞞に腹がたつやら、あきれるやら。そういうものだとは知っていたものの、華春莹よ、おまえもか、というところなのでしょうか。

関連記事:
【中国】ネット民は知っている:パナマ文書 習近平主席の義兄の名も-当局は情報封鎖に躍起だが…(2016年4月6日)
【中国】バンクーバー不動産バブルついに崩壊か-28日間で20.7%下落、中国人買い控え(2016年8月24日)

なお、この噂はあくまでも噂で、真偽はもちろん、出所がどこか、はっきりしません。この噂は基本的に大陸で使用する簡体字で流れているので、香港メディアが出所ということもなさそうです。しかも、実際のマンションの写真があるわけでもなく、この”16文字”以上の情報があるわけでもなく、全く裏が取れていない状態です。

関連投稿を見てみましょう。

「【転送】祝電:中華人民共和国外交部報道官華春莹女史、アメリカ・ロサンジェルスで不動産購入に成功

米帝は日々腐って行き、米帝の人権は我々の人権のたった五分の一しかないにもかかわらず、華先生はそれでも安じることをせず、どうやら自ら腐りきって堕落した米帝人民を救うため、まさに私が地獄に入らずして誰が入るのかと言うことなのだ。(感動して)熱い涙が目にあふれる!華先生がアメリカでする第一の出来事は、ハサミで掛布団を半分に切って、アメリカのホームレスにあげることではないだろうか!

~~~~ネット民のコメント:アメリカは我々の敵対勢力ではなかったのか?アメリカは万悪の資本主義ではなかったの?米国(帝国主義)が我々を殺そうとしている野心はまだ消えていないんじゃなかったのか?奴らはいたるところで我々を抑え込もうとしているのではなかったのか?おまえらどうしてアメリカにマンションを買いに行くんだ?」

引用ここまで。

因みに、火消しもしっかり入っています。

「微信(訳者注:中国版ライン)で外交部報道官華春莹がロサンジェルスでマンションを買ったとの話があるが、彼女を知っている同級生はこう言っている:華春莹はずっと外交部の社宅の五十数平米二間に住んでいて、去年外交部がマンションを手配して、今は五環の外にある外交部の三部屋の社宅におり、財産権は外交部にある。華春莹は北京に他のマンションを持っていない。華春莹は中央官僚であり、毎年二月以前に中共中央組織部に個人事項を報告している。華春莹は財テクはしていないし、自分名義の他のマンションや、株やファンドもない。もし華春莹がアメリカに出張したら、通常三日しかおらず、日中には記者会見をし、夜には原稿を書き食事をする時間すらない。」

引用ここまで。

いやあ、笑ってしまいました。改めて訳しながら読んでみると、突っ込みどころ満載で。これも、個人による投稿ですが、大体このように事情通(ここでは同級生)がどこからともなく現れて、本人に代って弁明(しかもここでは同級生本人ではなくて又聞き)するのが、典型的な火消しのパターンです。天津大爆発の際にも、とある前中央最高指導部の息子が関与している、という噂が流れネットが大炎上したことがあるのですが、ある時点を境に同時多発的に”XXXの息子は深圳で働いている(だから無関係だ)”という内容のコメントが湧いていました。似たようなパターンですね。妙なディテール(社宅の間取りや五環《北京の環状道路》の外)云々もかえってあやしい。友達の財テク事情や出張日程って、そこまで詳細に把握してるものでしょうか。これは、”よくできた作文”臭がぷんぷん。この投稿に寄せられたコメントを見ると、信じている人はどうやらあまりいないようで…

さて、このスキャンダルに対するネットの反応を見ておきましょう。関連コメント欄には削除が入っている痕跡あります。(表示されているコメント数と実際のコメント数が合わない等)なお、当の華春莹氏はネットの噂もものとせず、日々仕事に精を出していらっしゃるようですが、前回のエントリでもご紹介したとおり、これからしばらく、華春莹氏が関連する話題には”ロサンジェルスのマンション”というコメントがついて回りそうです。

→弁明しろよ。仕事は仕事。生活は生活。馬鹿な奴は目を覚ませ、これのどこもおかしくないだろ?

→証拠はあるのか?

→ガセだ。

→華春莹はアメリカをスパイしに行くのでは?

→(見ざる聞かざる言わざるのおサルさんマーク)

→公開すればいい。それが一番信用できる。

→脳があるやつは、信じないよ。

→これはネット戦争の一種だ

→本当なの、ガセなの?

→みんなが信じなくても、おれは信じる(笑顔マーク)

→本当なの?

引用ここまで。

引用元:微博


人気ブログランキングへ

是非是非、応援お願いします!
ボタンを”ポチッ”と押してくださいね。