TPP大筋合意 中国の反応

TPP

TPP(環太平洋経済連携協定)が大筋合意に達しました。米国や日本を含むアジア太平洋地域の12カ国が参加し、世界のGDP4割を占める一大経済圏が生まれる予定です。

中国はTPP交渉に参加していません。胡錦濤政権はTPP参加に消極的だった言われていますが、習近平政権に変わって参加に前向きな姿を見せ始めたとのことです。もっとも、昨今の経済・国際状況の変化をみると中国参加の可能性は現時点ではあまり現実味を帯びているとは言えません。そもそもTPPが米国にとって中国牽制の意味を持つとの観測も出ています。また知的財産など中国側にハードルの高い分野も少なくなく、仮に交渉に入ったとしても相当な困難が予想されます。

微博(ウェイボー)での反応を見る限り、少なくとも今までは一般の中国人はTPPにあまり関心がなかったようですが、この大筋合意の報に少しずつ注目度が上がってきている模様です。この話題は”ホットな話題”にも上がっています。

→中国に影響のある大事件だ。

→その中でアメリカと日本がどれだけ占めるのかな(訳者注:IMFによる2015年の名目GDP予想値によると、世界全体に占めるGDP比率は米国と日本を合わせると23.8%《米が18.3%、日本が4.9%》。なお、中国は11.3%との予想です)

→一路一帯にも触れず、AIIBも気にしないのか?あいつらのTPPを話題にあげなきゃいけないのか(訳者注:”一帯一路”構想のことですね。2014年11月に習近平主席が提唱したユーラシア大陸を中心とした経済圏構想で、アジアインフラ投資銀行”AIIB”設立もその布石のうちの一つです)

→地球最大の市場であり最も活力のある経済体(訳者注:中国のことを指しているのでしょう)を軽視して、冷戦思考で経済を行うなんて、アメリカ人は本当に見掛け倒しだ!

→うちには習って名前のブタの頭(訳者注:ブタ程度の知能、という意味です)がいるから

→アメリカ訪問から帰ってきたばかりなのに、先方はこういう政策をとるなんて

→新華ネット(国営通信社新華社のサイト)に載っている図(冒頭の図のこと)って、絶対に芸術性があるよ。もともと環太平洋経済連携協定でしょ、なのにわざと真ん中で割ってるんだもん、ハハハ

→中国はどう対応すべき?

→(ハンドルネーム:投資家王XX)経済第二位を除外して組織をつくるんなんて、無知で笑ってしまう動きだ。アメリカはAIIBに参加しないばかりか(他国の参加を)阻止しようとした。中国は地球上における将来の最大市場であり最大の購買者だ。ルールの制定に加わらないわけにはいかないし欠席するべきではない。(中国が)欠席するということは、そのゲームの規則が無効だということだ。WTOは何と横暴なんだ?(TPPは)中国がメンバーとなるのを何故受け入れないのか?欧米の経済が風雨に揺れ動いて不安定な今日、TPPはWTOより勝るのか?

→(”投資家王XX”に対し)投資家を名乗ってるのに、こんな理論水準なのか?TPPはWTOの中にある、わかってないのか!(TPPは)観光地の中にある真ん中の囲った部分のようなものだ。観光地の門から入ったら、その中に入れない部分がある。というのもそこが有料だからだ!

→(世界)第二位はWTOの規則を最も守らないからだ。だからもう一つのグループ(TPPのこと)を作ったんだよ

→TPPは将来中国の競争力を大きく削ぐ。アメリカ人は我々に害をあたえるつもりだと言わざるをえない。よくよく対応しなければならない

→TPPが締結されたら、中国の輸出に影響があるかどうか、その点だけを知りたいんだけど。中国は輸出できなくなるのか?それともTPPは特恵だから、我々の商品の競争力がなくなるというわけなのか?

→彼らはより多くの貿易障壁をなくすんだ。中国にはとてもじゃないが出来ない。だから商品の競争力は自然と落ちてくる。だから輸出入もだんだんと一方的に落ちてくる。

→他の国がやってるのをなんで見てるだけなのか。もし大企業が加入したいと言えば、政府は加入できるのではないのか?

→完全自由貿易は中国が発展するには不利だ。特に(中国は)外国に追従する国だからな。

引用ここまで。

それにしても冒頭の図、すごい色使いですね。

翻訳元:微博#TPP谈判#


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