【中国】トランプ次期大統領、ツイッターで「南シナ海問題」に言及-トランプ・蔡”歴史的”電話会談続報

trumps-twitter-on-south-china-sea

トランプ米国次期大統領と蔡台湾総統の電話会談、続報です。

関連記事:
【中国の反応】トランプ次期大統領、慣例を破り「台湾総統と電話」-王毅外相「台湾側の小細工にすぎない」(2016年12月3日)
【中国人の反応】トランプ大統領誕生(2016年11月10日)

トランプ氏と蔡総統の”歴史的な”電話会談が波紋を呼んでいます。ペンス次期副大統領はテレビで電話は”表敬”に過ぎないと表明しましたが、その一方で、台湾、アメリカ(トランプ陣営)の双方から、今回の電話会談が事前に綿密に計画されていたものであることが明らかにされています。

South China Morning Post等によりますと、大統領選挙戦中の10月の時点で、トランプ氏は8月に陣営に加わったフュルナー氏(Edwin Feulner:アメリカ保守系シンクタンクのヘリテージ財団の創設者)が10月の段階で蔡総統と面会していたとのこと。また、Washington Postもトランプ陣営内の対中タカ派の存在を指摘しています。(South China Morning Post: Taiwan’s Tsai Ing-Wen initiated phone call with Donald Trump, says island’s presidential spokesman、Washington Post: Trump’s phone call with Taiwanese president was a long-planned, intentionally provocative move

台湾では、来年1月に蔡総統が中米のニカラグアの訪問の際に、アメリカに立ち寄ってトランプ氏に会う予定という報道すら出ており、さすがに先走りすぎると総統府が慌てて憶測にすぎないと火消しに走っています。(Taipei Times: Planned meeting is ‘wild’ rumor) 万が一会談が実現したら、たとえ表敬だけだとしても、極めて大きな”歴史的な”会談になることでしょう。現段階では”万が一”ですが、何せ近頃世界では頻繁に”万が一”が起こっているので、少なくとも可能性として頭の片隅においておいてもいいかもしれません。

中国は王毅外相の「台湾側の小細工」発言に続き、米政府に抗議を行い、また、官製メディアを使って台湾批判を繰り広げていますが、基本的にはトランプ氏に対する直接攻撃は避け、慎重な姿勢を保っているようです。今のところ中国側の抗議は「一つの中国」の原則論に終始し、トランプ氏を直接”刺激”するような批判は抑えている模様です。

他方、トランプ氏は中国の反論にツイッターで再反論しています。その中で、最新の4日付けのツイッターで「南シナ海問題」に言及していることがとりわけ注目されます。

「中国が(米企業の競争が厳しくなる)通貨切り下げや、中国に入る米国製品への重い課税(米国は中国に課税していない)、南シナ海の真ん中での大規模な軍事複合施設の建設を、われわれに了解を求めてきただろうか。そうは思わない。」(トランプ氏ツイッターより)

引用ここまで。

選挙戦の最中から、トランプ氏は中国の為替・貿易政策を”不公平”として批判していましたが、「南シナ海」の問題をからめて積極的に中国を叩くという姿勢はあまりなかったと思います(この数か月、個人的に米大統領選をかなり詳しく追っていたつもりですが、トランプ氏による「南シナ海」問題への言及は俄かには思い起こせません)。これも補佐陣の影響でしょうか。

習近平指導部にとっては、米中関係の根幹/最大のお約束である「一つの中国」を軽視する行動をとられたうえ、同政権が「核心的利益」と位置付ける「南シナ海」問題を批判され、面子丸つぶれというところでしょう。反論されればされるほど、トランプ氏が我を忘れたかのように”ムキ”になることは、選挙中も散々指摘されていたところ。とは言え、習近平指導部としても政権の「核心的利益」に踏み込まれ、だんまりというわけにもいかないかもしれません。今後の中国の出方が気になるところです。

いずれにせよ、トランプ氏は、電話会談と一連のツイッターを通じて、「(今までの政権とは異なり)中国にそんなに気をつかうのやめたから」というメッセージを内外に伝えたことは確かなようです。

問題のツイッターの内容は微博(ウェイボー)でも配信されています。記事と、ネット民のコメントを紹介しておきましょう。

「#時局#【トランプは中国に向かって”発砲”した 南シナ海と為替政策について妄言】トランプは昨日(4日)Twitter上で中国対して”砲撃”し、中国の南シナ海政策と為替操作を”名指しで非難”した。彼は、”中国の通貨切り下げが米国企業の競争を厳しくしている;中国に入る米国製品への重税をかけているが、米国は中国に課税していない。認められない!」(頭条ニュース)

→アメリカ車を壊し始めないといけないかな?コンピューターのCPU壊す?

→愛国少年少女は根性があるんなら、トランプのところ(ネット上で)に押しかけて罵りに行ったら?

→中国はアメリカ国債の最大の保有国なのに、債権者であるパパにそんな口きくのか?

→口撃砲

→Twitterを解放してくれ。やつが半身不随になるまで砲撃するから

(訳者注:中国ではTwitterが使えません。)

→大統領の風格があるね(笑顔マーク3つ)

→実際、誰がアメリカ大統領になろうと、中国に対しては永遠に友好的にならないだろう。

→根性があったら、微博アカウントを開いてみろ!

→軍需工場の株があがるな

→トランプが当選したら、中国が最大の勝ち組になるだろうって、いったいどこの新聞が言ってたっけ。

→これこそが宿命だ。独裁は結局アメリカから逃げることができない。日本、ドイツ、ソ連。今は……ハハ、天よアメリカを守りたまえ(笑顔マーク)

→確かに大統領っぽくない。街のチンピラのようだ

→本当に狂犬だあああ

→来いよ。お互いに傷つけあおうぜ

→大丈夫だよ、明日には彼はこう言うよ:中国大好き(笑顔マーク)

→ふっかけてるんでしょ。交渉上手がよく使う手口。

→トランプ。支持する!

→ハハ、始まったぞ。四年の悪夢。

→我々中国人は外交上では面子を重んじる。どうやらトランプというやつはも面子を重んじるようだ。

→言ってること間違っていない

→もしヒラリーが選ばれていたら、中国に対してましだっただろう。

→遅かれ早かれ弾劾してやる

→来るべきものが来た!!!!

引用ここまで。

関連記事:
【中国】メディア・ネットで猛烈な愛国キャンペーン展開中-南シナ海仲裁裁判、”日米陰謀論”も画策?!(2016年7月14日)
【速報】仲裁裁判所、中国の南シナ海支配認めず-中国ネットは蜂の巣をつついたような騒ぎ(2016年7月12日)

引用元:微博


人気ブログランキングへ

是非是非、応援お願いします!
ボタンを”ポチッ”と押してくださいね。